京都新撰組・伊賀もくもくチャリ
*主な登場人物*
4男:山田さん(剣士/CL・会計)
柱に抱きつく性癖有り。熱いリーダー。赤い人。チャリの全長は3m(推測)
2女:越(白魔導士/医療)
日焼けの痕がくっきりセクシー。悟りを拓くのが夢。めんつゆ。
2女:戸田(吟遊詩人/記録)
買ったばかりの竹の横笛を自在に操る奇跡の女。迷子。私です。
スペシャルゲスト:
川戸さん(14期)爽やかな方。そしてとても優しい方。たくさんお世話になりました。
マゾさん(18期)日置川のアイドル。肩に謎の刻印がある。6インチのチャリ持参。
*プロローグ*
日置川で散々飲み、共に暴れまくったメンツと京都駅で解散した後、三人は電車にて比叡山坂本駅へ向かう。ちなみにこの時点で団装はカヌー3つ、ライジャ6つ入ってるバッグ、パドルバッグ、バケツ、残りの酒類、網、モリ、という明らかに三人じゃ無理だろっていう圧倒的物量の荷物。しかも男1女2っていう。
だがしかし三人は必死で運ぶ・・・すべては比叡山延暦寺の観光のために!
*行程*
8月10日(日):日置川メンツ京都駅解散-比叡山-大津(走行距離10km)
8月11日(月):大津-京都(観光含め、52km)
8月12日(火):京都-伊賀(61km)伊賀上野-もくもくファーム(川戸さんの車で)
8月13日(水):もくもくファーム見学-名古屋にて打ち上げ-MLながら
8月14日(木):早朝、東京駅着。解散ッ!!
【一日目】 京都チャリ開始 まずは比叡山延暦寺から
日置川からの大量の荷物を運んできた我々は、比叡山坂本駅にカヌーなどを置いてタクシーに乗り込む。早くしないと比叡山延暦寺が閉まってしまうらしい!
タクシーの運転手から比叡山延暦寺の歴史をちょこっと学ぶ。なるほど、信長が焼き討ちにした・・・っと(メモメモ)
JK時代に世界史選択だったワタクシは日本史には詳しくないというか日本史の知識が皆無なので、すべてが新鮮に思える。何しろ修学旅行ですらこんな所まで来たことがなかったのでウキウキワクワク!ハチャメチャが押し寄せてくる感じ。そう、まさにエキサイティング^^
延暦寺まではケーブルカーを使うとのことで、ガイドを聞きつつ山の上へ。2025mもあって、11分でのぼるらしい。往復1570円!いい商売してるな、これぞ関西クオリティ。
ちなみに日本一長いケーブルカーだとか。遠くに見える琵琶湖の美しきかな!
上りと下りのケーブルカーがすれ違うポイントをターンアウトと言うらしい。なぜかターンアウトが気に入った三人。遊●王みたいだね!「俺のターンアウト!」
とりあえず比叡山延暦寺にて第一Mちゃん(柱)を発見。すぐさま抱きつく山田隊長!しかし四角柱なので抱き心地はイマイチといった表情。柱にも色々あるんですね、わかります!
延暦寺は麓に比べたらまだマシなのかもしれないが、とにかく季節が季節なだけに暑すぎて干からびそうになる。というわけでカキ氷(イチゴ)を三人で分け合う。
350円の価値を実感。
来た時間が遅かったので最終のケーブルカーに乗って戻ることに。ケーブルカーの駅に戻る前にワタクシは売店で竹の横笛を買った。実は小学生の時に竹笛の経験があったので、少しは吹けるという微妙な特技を披露。
ケーブルカーで麓まで戻り、タクってカヌーなどの荷物を取りに比叡山坂本駅へ。そのまま荷物を積んでヤマトまで行ってもらおうとしたら、タクの運ちゃんに一台じゃ無理だと言われ、しぶしぶ二台のタクシーでヤマトまで行くことに。いや、ていうか行けるって絶対。やられたっ!
ヤマトにてカヌーを送ったり、輪行したり。
輪行している時に越ちゃんがペットボトルに入れてあっためんつゆを、お茶と間違えて飲んで一人で悶えてた。ひどく残念な図(笑)
山田隊長のチャリは全長3mくらいあり、圧巻。バケツとか木刀とか色々装備しているチャリなんか見たことない!やはり隊長は一味違うのですね、わかります!
18:30頃に輪行が終わり、テン場と風呂を探す。ここでライトがないことに気付く。仕方ないのでヘ電で代用。しかしこいつも弱くて頼りない。
良さそうなテン場を見つけ、途中にあった「やまとの湯」へ。前日まで滞在していた日置川では運悪く風呂に入れなかったので、ここぞとばかり洗う。すごくスッキリした!風呂はいいね、日本の文化だね!
露天風呂に瞑想コーナー(一人用)があり、瞑想してみた。「企画が終わる頃にはお坊さんみたいに悟りを拓いていたい」と越ちゃん。何をいきなり言い出すんだ!
時間も時間だったので、やまとの湯の食堂で夕飯に。なんか初日から疲れたなーという感じだった。まぁ日置川からの疲労も溜まっていたし、この暑さだし、納得の疲れ。
なんだかんだで夜も蒸し暑く、網戸が壊れたテント(元々壊れてたという悲劇)で虫が入ってくるのを防ぐために締め切って寝るのは殺人的要素MAX。しかし、山田隊長が網戸を直すという快挙!今後は壊れていない方から出入りすることを約束し、安眠。
*本日の収穫*
比叡山延暦寺までのケーブルカーでは冷えたおしぼりがもらえるということ。
【二日目】 激アツ京都紀行 ~恥を恥とも思わない!~
6時頃起床。朝から暑い。
テントを片付けてファミマ皇子山駅前店にて朝食。越ちゃんがナンパされる(笑)
7時半スタート!
・・・・・・坂多すぎorz
基本的に京都までの道のりはのぼりくだりの繰り返し。平坦な道がないというマゾヒスティックロード。清水寺まで1時間かかったけど、この1時間ずっとアップダウンしかなかったっていうマジマゾっぷり!記録の書きようがないくらい単調な道!しかも暑い!
暑いのが嫌いな人には夏の京都はオススメできません!死んじゃうって!
・・・と、清水寺へ向かう最後の激坂(チャリでのぼるような所ではありませんね、わかります)を上りきり、ようやく到着。山田隊長は正装にチェンジ。
山田さんの格好は、新撰組の鉢巻・はっぴ・袴・わらじ・木刀という完全新撰組モード。
越ちゃんもワタクシも、途中のお土産屋さんでハッピを購入。
気分は新撰組!いざ出陣!推して参る!
清水寺の入り口の係員はノリがよく、「討ち入りじゃ~!」と言いながら入った我々に、「うわぁ~」とリアクションしてくれた。さすが関西、ノリが違う!なんか気分が良くなる。でもなんか恥ずかしい。
清水の舞台で狂喜乱舞する我々。そこにすごく抱き心地の良さそうな柱を発見する山田隊長。前日の四角柱とは全く違うその表情が、すべてを物語っていた。円柱は良いですね。(にんまり)
舞台よりも奥に進むと、またしても円柱発見!(もはや柱探し)
写真で見ると分かるのだが、山田隊長のご満悦の表情はなんとも言いがたく、変t(殴)
その後、あまりにも暑かったため、音羽の滝にて水の一気飲み。新撰組が三人並んで水を飲む姿はなんとも素晴らしい光景だった!・・・に違いない!(自己満)
ぐるっと回って清水寺をあとにする。
この日は京都観光の日だったので、ひたすら京都の中を駆け回る我々。街中を歩く人々からは「新撰組やないか」と指差され、有名人になった気分を味わえた。だけども羞恥心を捨てきれない自分。
京都はバスも、タクシーも、人も多く、車道も歩道も非常に走りづらく、おまけに暑いからモチベーションが下がる。人がゴミのようだ!
散々走って神泉苑に入るが、特に何もなかった。山田隊長が橋の上で牛若丸の真似をして、神泉苑を去った。
次は金閣寺へ。やはり初めて京都に来たワタクシは金閣寺を見てみたかったので、興奮。本当に金色だ!金閣寺は外人さんが多い。
しかし、外人さんたちから「サムライ!」と、写真を撮られることはなかった。新撰組の知名度の低さが原因か、あるいは日本にはまだサムライがいるから京都に一人や二人いてもおかしくないと思われたのかもしれぬ。
あ~、後者だとしたら変な誤解を与えたようでござるな。むむ、無念・・・。
昼は、なか卯・立命館大学前店で。冷茶飲み放題だったので飲みまくる。暑さのせいで食べるよりは圧倒的に飲んでいた。そこでしばし休憩タイムに。
顔を触るとサラサラ、いや、ザラザラしてる。なるほど、ついには塩が生成されるほど汗をかいたようだ。前年、山陰にて深刻なNa不足に苦しんだので、零れ落ちる汗すら命がけで確保。汚いなーとか思ってちゃダメだ、汗1滴に笑う者は汗1滴に泣くからね。
とにかく暑いせいか、疲労が溜まる。ううぅ。夏の京都は地獄どすえぇぇぇ。だってあのマゾさんですら、「京都は本当に暑いから気をつけてね」と言うほど。京都へ来てようやく納得。
なぜ人は、こんなに暑い日に限って京都を観光しようと思うのだろうか・・・。
京都は春とか秋がいいと思う!全力で春秋プッシュ!
なか卯を出た後は、某CMでお馴染みの竹林を見に天龍寺へ向かう・・・つもりだったのだが、なぜか天龍寺付近で前にいた二人を見失った。リアル迷子ちゃん(涙)
天龍寺付近は人もバスもタクシーも人力車も多く、気がつくと目の前に走っていたはずの二人が消えていたのだった。自分はてっきり人の波にもまれている間に先にずんずん行ってしまったのだと思って一生懸命追いかけたのだが、様子がおかしいので踏み切りを渡ってから携帯を見た。
着信:山田さん
山田さん「どこ行った?」
自分「二人が見えないから先に行ってしまわれたのかと思って、踏切まで来てしまいました」
山田さん「踏み切りィ?行き過ぎ!戻ってきて」
自分「すみませんでした↓↓↓」
どうやら前の二人が駐車場に入った際に、人ごみに飲まれていたワタクシは完全に見失ってしまったというわけだった。新撰組のハッピを着て、たいそうな荷物を乗せたチャリが観光地を一人で爆走したかと思うとなんだか恥ずかしい。
そもそも、なぜ見失うほど距離をあけてたかというと、地元の大学生らしきオニイサンが我々の列に紛れていて、抜かそうと思ってもワタクシの前にいた越ちゃんと等間隔をとって走っていたからなのだ。ずっとワタクシと同じ速度で走られたため、こいつが消えたら追いかけようと思ったら、踏み切り だ っ た ん で す よ !!!
要するに、途中からずっとこのオニイサンについて行っちゃったというわけだ!
とにかく非常に心細かった。いや、心細いというか、むしろ惨めな気分を味わった(笑)
14時、天龍寺に入って畳の上で休む三人組。「寝転ブ事ヲ禁ズ」と書かれていたにも関わらず寝転ぶ越ちゃん。畳に汗が染み込む・・・。
そこに反抗期らしきJKが登場し、親に向かって
「もー!社会とかどうでもいいよ!(チラッとこちらを見て)新撰組とか・・・」
何?
新撰組が何?どうした?
気になるところで会話やめないでくれまいか(^ω^#)
その後天龍寺の裏の竹やぶに行く。すごく涼しい!
あまり太陽の光が入ってこないので薄暗いが、竹やぶの外と中とじゃ気温がずいぶんと違う!きれいなところだった。いやはや、京都にも涼しい所があるんですね。
竹やぶを見た後はお土産を買ったり、歩いてみたり、美空ひばり座の外で休んだり。
竹やぶはどうやって行くんですか?と観光客に聞かれるということもあった。
いや、ワタクシども新撰組の格好をしてるけどガイドじゃないから(笑)
15時頃からやっとこさ動き始め、そろそろ臭いものを洗おうとランドリーへ。
16:30 ランドリーにて洗濯開始!魂のソフラン!
ランドリーの外では蚊が多く、むき出しの足は刺されまくった。激カユで、かゆみ止めを塗りたくる私。越ちゃんは蚊が飛び交う中で一眠り。たくましい・・・。そろそろ風呂に入りたいなーと思いつつ出発。少し離れた壬生寺へ向かう。
17:30頃、壬生寺へ向かう途中で親子のチャリダーに会う。そういえば天龍寺で自分たちのチャリの横に4台チャリが止まってたなーと思ってたら、そのファミリーのチャリだったらしい。
お父様がお声をかけてくださった。車でチャリを運び、京都をチャリで観光しているとのこと。いいよね、そういうファミリー。憧れるなァ。ははっ☆
ここから少し巻きで(業界用語)
18:00 東寺を横目でチラリ観光。とりあえず見ましたよっていう感じで通過~☆彡”
そりゃもう時間がないので、流星のごとく!ね!☆彡”
18:30 壬生寺ドコデスカ?という感じの所に発見。ていうか本気で見当たらなかったので人に聞いたのだった。
そして辿り着いた壬生寺・・・屯所・・・そりゃぁ閉まってるよねぇ~。分かってたけど悔しい三人組は屯所にて初めての集合写真を撮る。新撰組の聖地にて、新撰組の格好をした謎の三人組がそれぞれ思い思いのポーズで記念撮影。誰もいない壬生寺に舞い降りたWe are SAMURAI!誰もいないけどなんだか誇らしげ。存在が変わるほどの夢を持ってみたくなった。一瞬だけ。
壬生寺も見たし、時間も遅いし、風呂を探す。マップルに乗ってる風呂を探したが見当たらず、土手を走っていたおじさんに聞く。はたから見れば怪しい三人組であったのにも関わらず心優しいおじさんは、我々の格好に何の疑問も抱かず、ただ風呂の在り処のみ教えてくださった。
ところがどっこい、おじさんが教えてくれたように進むも、そんな風呂は見当たらない。てか少なくともマップルとは違う風呂っぽい。なぜだ、なぜなんだ?
大きい交差点に出てローソン(反対側の歩道にもローソンがあるという謎極まりないスポット)にて風呂の場所を聞くことに。
本日の風呂は「力の湯」。すぐ裏の河原にテン場を確保し、風呂タイム。
汗を垂らして走り回った今日という一日を回想しつつ、ゆっくり湯に浸かる至福のひと時。心地良さはこの上なく、心も身体も癒された。単なる銭湯なのに不思議!
そういえば、こんなに汗水垂らして爆走していたのだから体重が減ってもいいんじゃないかと思ったのだが、残念ながら昨日とそんなに変わってなかった。冷静に考えてみると食べる量は減ったが、飲む量は通常の6倍に増えてたから、むしろ体重増えるんじゃね?という感じ。
ちなみに本日の水分は500ml×6本に、なか卯で飲みまくった緑茶(500mlくらい?)を合わせると3.5L!単純計算だが、飲料だけで3.5kgの増量ということになるのだ。それを消化するんだから今回のチャリは天候的にいうとやはりマゾであり、少しでも水分・塩分を取り損ねると死んでしまうんじゃないかとつくづく思う。水分補給・塩分補給は本当に大事!
20:45 風呂から上がり、本日も夕飯は銭湯の食堂にて。銭湯・食事処が一体化しているとか何かとありがたい!山田さんに生中をおごって頂き、三人で飲みつつ回想。
と、ここであることに気付き本日の食事を振り返ってみた。
朝・ミニ冷やし中華
昼・ミニざるそば
夜・ラーメン
・・・ってどんだけ麺好きなんや!しかもこの時点で既に山田さんから予告されていたのは、翌朝は自炊でソーメンという事実。うーわっ、まさかの四食連続★麺確定。こんなに麺に恵まれるのは生まれて初めてどすえ。
テン場に戻り、テントを張る。前夜に直した網戸を越ちゃんが誤って開けてしまうというハプニングがあり、完全に再起不能になった網戸を、連日のガン晴れにより使用していないフライを使って応急処置。なんとか風は通るように。
23:00 就寝
【三日目】 伊賀の里への道は遠く もくもくと走る三人組
6:30 起床。多分山田さんはもっと早く起床しておりました。すみません、毎日寝坊です。
6:45 山田さんが茹でてくれたソーメンを食べる。ぬるい。というか生温かい。外気も既に30度超えてるんじゃないか?味噌汁も飲む。これらは日置川の余りで、ずっとペットボトルに入れて運んできためんつゆも、ここへ来てやっと使用された。
7:30 片付ける。
8:00頃 テン場を後にする。しかしここであることに気付く。
「今日川戸さんに会うのに、 手 土 産 を 用 意 し て い な い ! 」
というわけで、昨日のローソンで私と越ちゃんが待ち、山田さんは京都駅までひとっ走りして買ってくることに。例の格好で朝から京都駅付近を爆走した山田さん、さすが身も心も武士のよう。
しかしこの時期に生八つ橋はさすがに厳しいかと思われた。全長3mある山田さんのチャリの最後尾に心細げに付随している青バケツ(日置川仕様)の中に土産を入れて運ぶことになったのだが、バケツはきっちり固定されているわけではないし、強い衝撃には耐えられない。気温が上昇すれば生八つ橋自体ダメになってしまう。
「ま、大丈夫だろ。」
山田さんはこう呟くと、伊賀へ向けて出発した。8:50のことだった。
1時間程がむしゃらに漕ぐ。まずはこの京を脱出しないことには始まらない!最終的な目的地はOB川戸さんが働いているという牧場・・・そう、「もくもくファーム」である。
本日は峠越えを避け、回り道だがひたすらエスケープルートで行くことに。
この後は大体1時間に1回は休憩を取りながら進む。
9:45 宇治あたりのローソン(不明確)
10:50 サンクス 井手扇畑店
この辺りの道路は走りやすい。平均20km/hで交通量的にも良い。
12:00 サークルK 恭仁京店
この恭仁京というのは、730・740年頃に都があった場所。・・・らしい。
ここからワタクシが先頭になり、しばらく漕ぐことに。あまりの暑さに参ったブリーフ一枚のおじさんが登場。しかしワタクシはその姿を確認することが出来ず残念。
さて、この辺りから坂がちらほら見え始める。しかも段々気温が上がっていく。
暑さに耐えられなくなり、坂の途中にある自販機にて水を購入。身体にかけるというブルジョワ的発想でアホなことをしてしまったと少し後悔。
ここでおかしなことに気付く。坂を上れども、満足するような下りがないということ。Why?どうして? たまに少し下ってるかなーという感じで、後はもう上りばっかり。でもたまに下り坂で風を受けるとハッピがはためくのがイイ!
13:30 7%のダラダラと続く坂と、猛暑に参ってしまったので、食事処を発見し休憩することに。
・・・・・・・・・ん?・・・定休日だって?・・・・・・・・・・・・No way!そんなぁ・・・(涙)
裏で掃除をしていたおばさんにコンビニの所在を尋ねると「ここから数km先にあったわよ」という神のお告げのような返事。日陰でしばし休憩を取り、コンビニを目指すことに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンビニない。
ひたすら漕いだ、7%の坂。ずっと俺のターン!というかずっと上り坂!
「回転数を上げろ!」と、マゾさんの声が聞こえたような気がした。
「回転数を上げればいいんですね、分かります」と心の中で呟く私。
うおおおおおおおおおおおお!(回転数が上がっていく音)
しかし、コンビニはない。あるのは坂だけであった。
そうこうしてコンビニが見えてこないまま、ついに伊賀市に突入した三人組であった。キツネにでも騙されたのだろうか?とりあえず伊賀市に入った喜び30%、コンビニがないことに対する憤り30%、空腹感30%、眠気10%で走り続けること30分程。ついにそれはやってきた。
あなたとコンビにファミリーマート!!!!!!!!!!伊賀三軒家店
14:30 やっと昼飯にありつける、その喜びで心が満たされる。幸せの瞬間。しかも店内にテーブル完備!「僥倖」とはこういうことを言うのだろう。
GYOH――――――――――KOH―――――――――――――――――!!!
外に自分たちとよく似た荷物を積んでるチャリがあったので店内を覗いてみると男が5、6人休憩中だった。
男たちが去った後、テーブルを占領する我々。男たちは我々とは反対方向・・・激坂方面へ。
特に何かをするわけでもなく、うだうだ休みまくってから出発。なんてったってあの激坂を越えた後だし。外は相変わらず暑いし。眠いし。
出発する際に、越ちゃんがタバコの吸殻入れを豪快に倒すというハプニングがあったが、我々は脱兎の如く逃げてしまった。ごめんなさい、ファミリーマート伊賀三軒家店の皆さん。
さて、あとは忍者屋敷に行くのみ!標識を頼りに進む。
標識通りに進んでも伊賀上野公園が見つからないので、少年に聞くことに。小学1年生くらいの少年に聞くも、不審者を見るような目で見るだけで、結局教えてもらえず。しかしすぐに標識を発見し、少年に礼を言う山田さん。「少年よ、ありがとう。達者でな!」って、やっぱり不審者集団だよ私たち!
16:10 伊賀上野公園に着いた我々は一目散に忍者屋敷へ。滑り込みセーフ。
忍者のアレコレを聞いて忍者に憧れる。どんでん返しという忍者屋敷にありがちな回転扉を体験させてもらう。
忍者「では、このどんでん返しを実際に体験してみたい人~」
山田さん・私「はい!はい!!はい!!!」(盛んに手を振る)
忍者「はい、ではそちらの方どうぞ~」(山田さんを差す)
山田さんが回転扉に挑戦。山田さん身なりは完全に新撰組なので、一般のお客さんは苦笑。
忍者「ではもう一人・・・」
私「はい!!!!はい!!!!」(恥を覚悟)
忍者「ははは・・・(苦笑)ではどうぞ」
私も回転扉に挑戦。ていうか多分頭おかしい人だと思われたに違いない。それか、アジア系の観光客か。
満足したので色々見て回る。そこに忘れかけていた素敵な柱に出会う!もちろん抱きつく山田さん。「はぁ・・・はぁ・・・」
忍者屋敷の仕組みや、忍者について学んだ後に上野城を見学・・・しようと思ったらちょうど閉まった後だった。残念。
記念撮影だけして伊賀上野公園を去ることに。
その後はついに川戸さんとの合流が待っている。川戸さんから「伊賀上野駅まで迎えに行くから輪行を終わらせておいて」という連絡があり、一行は急いで伊賀上野駅へ。
17:50 伊賀上野駅にて輪行をしつつ川戸さんを待つ。
待っている時にタクシーセンターのお姉さんが缶コーヒーをくれた。わーい!伊賀最高!素敵!大好き!
18:30 川戸さん到着。ファームっぽく軽トラで来るのかと思っていた我々は、普通のワゴン車で来たことにすごく驚いた。
「え、チャリ3台も載せていいんですか?」
川戸さんの車にチャリ3台、ザックやら何やらを載せると、人が乗れないという事態に。
「自然人にいるんだし、こういうの多少は平気でしょ?」と言われチャリを積んでいる隙間に二人が入ることに。じゃんけんの結果、助手席は越ちゃん、荷台は山田さんと私に。
体育座りでギチギチになりながらも、車に乗せて頂いているという喜びの方が圧倒的に勝っていた。僥倖だーい!
19:30 もくもくファーム着 すぐに風呂へ。
川戸さんから風呂のサービス券を頂き、なんと無料で至福の時を獲得!この上なき幸せ!
夕飯の時間があるので、汗を落とし、湯船を堪能したら即退散!いや、しかし風呂は最高ですた!明らかに前日・前前日とテンションが違う。激坂から解放され、しかも夜は涼しくて、何から何まで良いこと尽くしというこの環境。昨日までとは雲泥の差!
20:30 夕食兼打ち上げ
とんかつ・椎茸・地ビール・・・何もかもが、このファームの手作りであり、その美味しいことと言ったら!しかも味噌汁・キャベツはおかわり自由!・・・って私はグルメリポーターか!
地ビールはお試しで三種類飲めるやつを注文。湯あがりビール・伊賀山麓ピルスナー・春うららの三種が登場。山田さんは伊賀山麓、越ちゃんは湯あがり、私は春うららを初めに飲み、その後それぞれ試飲。しかし、どれが一番美味しかったかを審査するために全員で一斉に指差したら、それぞれ最初に飲んだものを差していた!甲乙つけ難いということかもしれない。ということで私は春うららを飲む。この企画中はひたすら漕いでばかりいたためあまり酒類を摂取していなかったのだが、唯一飲んでたのはビールであった。野郎企画じゃあるまいし・・・。
気になったのは「お米はどこいったん」という名の日本酒。あぁ、気になる・・・。
そこへ川戸さんが仕事を終え、登場。なんと夕食代を出して頂くことに!これがOBの力なのですね・・・眩しい!本当にもう風呂から食事まで・・・(感涙)
しかもしかもしかも!良好なテン場候補を探しておいてくださったのだ!神です、神が目の前におられます・・・眩しい!風呂から食事からテン場まで・・・(嗚咽)
テン場は星がよく見えるゲートボール場だった。
一緒に飲もうということでオークワ(日置でもお世話になった関西系のスーパー)へ買出し。主にビール、たまーに甘いもの、という感じでポンポン入れていく川戸さん。
23:00 川戸さんと、川戸さんの彼女さんと5人で飲み語り。昔の自然人の話や、今の職場についての色々なことを聞く。すごく楽しい時間を過ごせた。このように年が離れていても共通の話題、共通の人を通じて楽しく会話できることを学ぶ。あっという間に時間は過ぎ、彼女さんが次の日も仕事があるということで遅くならないうちに解散。
1:30 静かな環境で就寝。
【四日目】 もくもくファーム ~初めての被爆~
6:57 起床(二度寝したため)。片付けをし、サークルKまで歩き、朝食を購入。
川戸さんに迎えに来て頂き、チャリをヤマトまで運んでもらうことに。
昨日の風呂から食事からテン場から飲みからヤマトまで、本当にたくさんお世話になってしまい、心の底から感謝感謝感謝!!!
10:00 輪行を終え、再びもくもくファームへ舞い戻る一行。足湯に浸かる・・・はふぅ、幸せでござる・・・。はふはふ。
え、入園料も川戸さんが?本当に何から何まで、もうこれ以上の感謝の言葉が見当たらないくらい!しかも15:00からのアイス作りの体験に参加させて頂く事になった!嬉しい!
それまでの間は園内を色々案内して頂いた。まずはザリガニ池で釣り・・・暑いせいでザリガニが奥に隠れてしまったらしい。まったく当たりがなかった。
次に向かったのはミニブタショー。といっても一瞬しか見られなかったけど。園内にミニブタが放し飼いされていて、至る所にブタが横たわっている。やはりこの気温でブタも参っているのだろうか?
エコボトルを購入し、茶や和歌山みかん100%ジュースを飲む。うまい!暑い日でとにかく喉が渇くので、ちょくちょく飲み物を購入。その後もヤギやジャージー牛などと戯れ、無邪気に遊びまわる。
お昼にはもくもくファーム特製のウインナーを食べる。色々な種類のウインナーがあり、どれもこれもうまい!もくもくファームは素晴らしい!
途中から川戸さんを見失うが、そこにハンモックがたくさんあったのでしばし休憩つぉい。
ビールの造る過程を見学できる所があったので、入ってみる。昨日山田さんが飲んでいた伊賀山麓ピルスナーを試飲させてもらった。「やっぱ暑い時はビアに限りますね」と心の中で呟いた。
15:00 予約していたアイスクリーム体験。夏休み中の子供たちに交じりながら、係員の方の説明を熱心に聞く我々。これはそもそも親子で体験するようなコーナーらしいが、大人四人でアイスを作るという光景がまた何ともユカイであった。
氷を入れたボウルの上にアイスの材料を入れたボウルを入れ、上のボウルをひたすら回すという作業を課された。楽勝だろ!と思うだろうが、実際そんなに簡単なものではなかった。
隣のテーブルの母子の方がさっさと作り上げてしまったので、自分たちも負けじと回しまくる。しかもこちらは四人で交替しながら回しているんだ、負けるわけない。
しかし全然固まらない。アイスにならない。アイスになる気がしない。
そこに係員の坂本かおりさんがやってきて、「あぁ、もうこれは下の氷が溶けちゃってるから氷を追加しないとね」と言って氷を追加してくれた。またひたすら回す。
「回転数を上げろ!」と、マゾさんの声が聞こえたような気がした。
「回転数を上げればいいんですね、分かります」と私は心の中で呟いた。
うおおおおおおおおおおおお!(回転数が上がっていく音)
おぉ、アイスが固まった!
ということで早速試食。んまい!オラこんなうまいアイス食ったの初めてだ!
坂本さん「次はブルーベリーアイスを作ってもらいまーす。ブルーベリーアイスはさっきのバニラアイスと違って固まりにくいかもしれませんが、頑張って回してくださいね!」
なるほど、ブルーベリーアイスは確かに固まりにくい・・・。さっき以上に固まらない。
氷を取り替えたり、みんなで交替したりと悪戦苦闘。
そして川戸さんがアイスを回していた時、事件は起こった。起こるべくして起こった事件、いや、事故だった。
適度に回転数を上げないとなかなか固まらないので、川戸さんはいつもより多く回していたのだが・・・。
ビシャァァァァァァッ!!!!
(・・・・・・・・・ッ!!????)
見ると我々の方にブルーベリーアイスが飛散していた。見事な点線がTシャツに刻まれた瞬間だった。我々はこの事件を「アイス被爆事件」と呼ぶことにした。HIVARK!
周りはほとんど作り終わって退散していた。残っているのはもくもくファームの方々と我々だけであった。皆さんに見守られながらも、なんとかブルーベリーアイスを作り上げた我々は、苦労した分美味しく頂けた。すると川戸さんはアイスの器を持ってどこかへ行ってしまった。・・・と思ったら彼女さんに渡しに行ったのだった。川戸さん、かっこよすぎます!・・・眩しい!
アイス作りが終わり、我々もそろそろ電車のために移動を開始しなければならなかった。
雨がちらつき始めたので、お土産を買ったらすぐに川戸さんの車に乗り込み、出発した。チャリはもうないので、のびのびと後部座席を使用。そしてなんと、川戸さんからもくもくファーム特製のスペアリブをお土産に頂いた!今回の滞在中、どれだけ恩恵を受けたのか分からないくらい、たくさんご馳走して頂いた。OBの力を感じた。・・・眩しい!
最後に川戸さんはジャージー牛を飼育している所を見学させてくださった。うおー、牛だらけ!(当たり前)ジャージー牛は可愛げがあって好きだなーと思った。
雨が少し止んだ山の向こうから虹がかかっているのが見えた。
亀山駅まで送って頂き、我々は関西線で名古屋まで。
最後のお別れの時はすごく切なかったが、総括すると本当に良い旅だったと思う。
ムーンライトながらの時間が来るまでの間、名古屋で打ち上げを行うことにした。
18:11 関西線 亀山発
19:50 名古屋着
20:00 名古屋駅前の和民で打ち上げ。そこにちょうど北海道にいるJ氏から山田さんに電話。どうやらD氏と二人でいるらしい。
そういえば日置川からずっと持ち運んでいた梅酒を隠れて飲む。もくもくファームで買ったハムなどもこっそりツマミにし、出費を最小限に抑えてで打ち上げを楽しんだ。店員が可愛かった。
ムーンライトながらの時間まで少し時間があったのでなぜかマゾさんにお土産を買うことに。今思えば、なんでわざわざマゾさんにお土産を?という感じだが、この時の私と越ちゃんはとにかくマゾさんに会いたくて仕方なかったので
「今度マゾさんに会えるのいつかな?」
「マゾさんに会いたいなぁ」
という会話を繰り返した。山田さんはにこやかに、そしてどこか黒い笑みを浮かべ「またすぐに会えると思うよ~」と言うのだった。
23:55 ムーンライトながら出発
「あ~、マゾさんに会いたいな~」
「本当に会いたい~」
などといった会話をひたすら繰り返す私と越ちゃん。日置川の思い出を語る度にこの会話になる。
「いや、すぐに会えると思うよ~」
と慰める山田さん。ここまでは良かったのだ。
0:45 豊橋着
0:50 「あ~、お疲れ~」
Σ(´Д` 越) Σ(゚Д゚ 私)
マ、マゾさん!!!??なんでここに?????
マゾさんは日置川を下った後に、持ってきていた6インチのタイヤの折りたたみチャリで紀伊半島を走っていたのだが、山田さんとサプライズを計画していたのだった!
「間に合ったら乗るよー、って感じで漕いでたんだよ」
しかし6インチで100km漕ぐとは・・・このマゾっぷり、マネしたくはないです。あと、肩の刻印はしっかり色づいていたので安心。
マゾさんと合流しることを知らなかった私たちは適当にその辺にあるものをお土産と称してマゾさんに押し付ける。越ちゃんは別の人のために買った地ビール「春うらら」の未開封の瓶をマゾさんに差し出していた。私はもくもくファームの園内MAPをあげた。(そこ!ゴミとか言わない!)マゾさんは伊勢神宮の周辺MAPをくれた。決してゴミの擦り付け合いとかじゃないから!
マゾさんは赤福本店で一時期問題になった例の和菓子を買ってきてくれたので、ながらの中で食べた。うまい、さすが老舗!
マゾさんに京都チャリの思い出を報告し、また日置川の思い出を語り合い、気が付くと山田さんと越ちゃんが寝ていたので、そのまま二人で語り続ける。途中からさすがに眠くて没したけど。
「俺、マゾじゃないよね」
「やってみなきゃわからないこともあるよ」
などと新たな名言を残してくれた。さすがマゾさん。
*エピローグ*
5:00 東京着 久しぶりの関東でござる。
さて、行きと比べて少しは荷物が減ったが、依然変わらないボストンバッグを引っさげて慌ただしく下車する我々。ふぅ、朝焼けが清々しい・・・。
ガシャン!ジョワァァァァァァァ・・・
「マ、マゾさん・・・」
「なんてことを・・・・・・」
「マゾさん、ひどいー!」
なんとマゾさん、越ちゃんから貰ったばかりの「春うらら」の瓶を東京駅のホームに落として割ってしまったのだった。
―――― その昔、東京駅に川が流れたことがあったそうな
春のうららの隅田川・・・ ――――
【 完 】
以下、総まとめ
・夏の京都は暑い。中途半端な覚悟で走ったら熱中症になる。
・京都は盆地、ということで京都に行く時も、京都から出る時も坂は付き物。
・京都の市街地はバス・タクシーが多く、チャリは車道通行禁止だったりする所もあり、いちいち確認する必要あり。
・観光目的で行く場合、閉まる時間に注意。
・新撰組のハッピは日焼け対策になるが、中途半端に露出した手首の部分だけ焼けてしまい、かえって変な日焼けになってしまった。ハッピを着て走る場合は注意が必要。
・恭仁京の辺りは走りやすい。
・その後、道が狭く、大型車が多いので走りづらくなる。
・笠置⇒押原はコンビニがないので、恭仁京で買い込むか、伊賀に入るまで我慢。
*感想*
直前の企画・日置川から京都チャリにかけて学んだことは、積極的にテント設営・片付けをしようという姿勢。自分たちはもう新入生ではないし、先輩だけに頼るのはもういい加減卒業せねばならぬということ。その心持ち次第では、サークルはもっと良い方向に変わっていけると思う。自分は割と人に任せっきりということが多かったのだが、この日置・京都の連続企画で変わっていこうと決意。気付かせてくださった山田さんに大いに感謝。ありがたき幸せ!
また、今回はOBさんにたくさんお世話になった。OBさんと関わることで、サークルの様々な歴史などを知ることが出来て、とてもプラスになる旅であった。
ただ一つ、心残りは忍者のコスチュームが高くて買えなかったこと。あぁ、すごく悔しい・・・。
以上、京都新撰組・伊賀もくもくチャリ、ここに完結!
記録提出遅れた上に、乱文失礼しました!